違法なファクタリング業者を見極めよう!契約書の内容や手数料・会社概要を確認

違法なファクタリング業者を見極めよう!契約書の内容や手数料・会社概要を確認コラム

ファクタリングという言葉を聞いたことはあるでしょうか??

言い換えれば債権の買取という意味で、資金を調達するための方法だと言えます。

例えば何らかの品物を売って代金は後から支払ってもらう場合、売主は売掛債権を持つことになります。

この「後から代金を徴収できる権利」である売掛債権をファクタリング会社に売却して資金を得るのがファクタリングです。

これを違法だという人もいますが、実際にはどうなのでしょうか。

ファクタリングは違法なのか

上述の通り、ファクタリングは違法だという人がいますが実際にはどうなのかというとファクタリングそのものは決して違法ではありません。

そのもの、というのは違法になることもあるということです。

順に見ていきましょう。

そもそもファクタリングと言いましたがこれには2社間と3社間で行われるものがあり、いずれも民法に規定が存在するため違法ではありません。

ところが3社間ファクタリングの際に、売掛債権を売却するのではなく貸し付けるスタイルに加え15%以上の手数料を取るのは違法となるのです。

つまり、しっかり会社間で債権を売却していれば問題はないと言えるのです。

とはいうものの、現実に違法なファクタリングを行っている業者や会社は少なくありません。

以下で違法なファクタリング業者の特徴を見ていきましょう。

違法なファクタリング業者の特徴とは

基本的には適法なファクタリングですが、次のような特徴を持った業者は違法はファクタリングを行いがちです。

まずは手数料の金額が法外だという点です。

2社間ファクタリングでは実は手数料が高くても問題はないのですが、これが3社間になると話は違ってきます。

3社間は2社間よりも流れや契約などがより複雑になるため手間がかかるのです。

しかも3つの業者が絡んでいる案件ですからお金が振り込まれるまでに時間がかかるというデメリットもあります。

これだけのデメリットがある中でさらに相場以上に高い手数料を設定すると違法だと扱われるのです。

また、会社の所在地が分からない業者も違法である可能性が高いです。

2社間でも3社間でも相手の所在地を確認するのが通常ですが、中には公式ホームページなどを見ても一切確認できないところも少なくありません。

また、架空の住所を記載しているところもありますのでできるだけ事前に現地まで確認にいくと良いです。

最後に紹介するのは、契約書が存在しないことです。

違法や悪質でないファクタリング業者は基本的に契約書を作成してお互いに保管するように求められます。

しかし違法な業者の場合は契約書を初めから作成しないケースが多いのです。

仮に契約書があったとしても内容が不明確であったり変更を繰り返されるなど不審な場合には、違法な業者だと言えるでしょう。

ファクタリングと闇金の見極め方は?被害に遭わないための基礎知識を解説
ファクタリングは合法的な取引ですが、闇金がファクタリング会社を装っていることがあります。即日対応をしているなどの共通点はありますが、ファクタリングは貸金ではなく、売掛債権の売買をする方法です。金利や担保という内容が契約書に入っている、契約書がそもそもないといったときには闇金の可能性が高いので注意しましょう。

違法なファクタリング業者でないか見極めるために

上記のような特徴が違法なファクタリング業者にはありがちなのですが、いざ見極めようとしてもそう簡単ではありません。

そこで、実際に見極める方法について解説します。

何と言っても大切なことは、手数料のチェックです。

法外な手数料は違法の可能性が高いですが、いくらが法外なのかは事前に知っておかなければなりません。

法律では100万円以上ならば15%の利息、それ以下は18%の利息と定められています。

2社間ではあまり問題にはなりませんが、3社間の場合には両者の数字以上の額を請求されたならば違法だと見て良いでしょう。

また、運営会社を調べておくのも忘れてはなりません。

言い換えれば会社概要とも言えるでしょうか。

例えば会社名だけでなく責任者名や所在地、連絡先や設立年数、さらにはこれまでの実績まで合わせて確認ができれば違法の可能性は低いと言えます。

最近ではインターネットで簡単に確認ができますので、複数社あったとしてもそこまで時間をかけずに調べられるのではないでしょうか。

経済産業省がファクタリングを推奨しているのは本当?推奨される理由を解説
経済産業省がファクタリングを推奨していることについて紹介するものです。経済産業省がファクタリングを推奨する理由や、ファクタリング普及のためにどのような法整備を行ったかについて取り上げています。また、経済産業省が注意を呼び掛けている悪質な業者についても解説しています。

違法ではない優良ファクタリング業者の紹介

優良ファクタリング業者は多くあります。

最初に紹介するのはanewです。

ここを利用するメリットはクラウドファクタリングで、スピードだけでなくシンプルさや安さに定評があります。

ただし3社間ファクタリングには対応していない点がデメリットです。

アクトウィルも優良だと言えます。

ここは貸金業登録業者でもあるため誰もが安心して利用できるという特徴があり、手数料が安いのも魅力です。

ただし、場合によっては保証人を立てなければならないことや返済方法が一括のみなどのマイナスポイントがあることも覚えておきましょう。

最後に紹介するのはビートレーディングです。

とにかく入金が素早いので資金調達を急いでいる人に向いています。

東京だけでなく大阪や福岡にも店舗がありますので、様々なところから査定をしてもらえます。

基本を理解すればファクタリングで違法にはならない

これまで述べてきた通りファクタリングは違法ではありません。

しかし貸し付けてしまうと違法になることは覚えておく必要があります。

それさえ意識して違法な業者にはどういう特徴があるのかも含めて理解をしておけば、まず違法なファクタリングには関与しないでしょう。

事前に勉強しておくことは決して少なくないですが、一度マスターしてしまえば快適なファクタリングも可能です。

以上、違法なファクタリング業者を見極めよう!契約書の内容や手数料・会社概要を確認…でした。

タイトルとURLをコピーしました