資金を調達したいと思ったときに、ファクタリングについて話を聞いて興味を持ち始めた人もいるでしょう。
無職の人の場合にはカードローンやキャッシングなどで資金を手に入れるのが難しいですが、ファクタリングなら使えるのでしょうか。
ファクタリングとは将来的に支払われる予定の資金を前払いしてもらう仕組みのサービスです。
無職の人にも使える可能性があるのか、使うにはどうしたら良いのかを見ていきましょう。
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ファクタリングが無職の人でも使える可能性
ファクタリングとして最も一般的なのは企業や個人事業主が売掛債権を譲渡する取引です。
商品やサービスを提供した後、一定の期日に支払いを受けるという形で契約をしたときに、売掛債権が発生します。
典型的なのは企業が原料の仕入れをしたときに、支払いを翌月末にするというケースです。
原料の購入の契約をして発注した時点や納品された時点で売掛債権が発生し、納品した業者が売掛債権を持つことになります。
無職の人はこのような仕事をしていないので売掛債権を手に入れることはできないでしょう。
そもそも個人の場合には売掛債権を持つこと自体がほとんどないので、なかなかファクタリングを使うことはできません。
個人がファクタリングを利用しているケースとして多いのは給料ファクタリングです。
給与所得者の場合には毎月一定以上の金額の給料の支払いを受けられるため、その給料の一部または全額をファクタリング会社に渡すという契約をすることが可能です。
しかし、無職の人は給与所得がないので給料ファクタリングも使えません。
無職ではファクタリングを使えない理由
無職では給料がないのがファクタリングを使えない理由です。
事業をしている場合には他にも医療ファクタリングや介護ファクタリングなどのさまざまな仕組みでファクタリングによる資金調達ができます。
しかし、個人の場合には選択肢が少なく、基本的には仕事をしていない人はファクタリングをすることはできません。
ファクタリングの仕組みがわかると買取サービスを利用してファクタリングができるのではないかというアイデアが出てくる人もいるでしょう。
買取業者に宝石などの高額商品を売ったときには、すぐにその場で現金を手に入れられないことがあります。
数日後に振込で支払われるという仕組みのことも多いので、その売買契約書があればファクタリングをして即日で現金を手に入れられるのではないかと考えるのももっともなことでしょう。
ただ、このような形でサービスを提供しているファクタリング会社がないので、現状としてはファクタリングをすることはできません。
無職の専業主婦でもファクタリングはできない
銀行などの金融機関におけるカードローンでは無職でも専業主婦なら借り入れができることがあります。
配偶者が安定した収入を得ていて生計を一にしているのであれば、配偶者が借り入れをしても、専業主婦の人が借り入れをしても同じようなものだと解釈できるからです。
同じような考え方でファクタリングでも配偶者の給与を使って給料ファクタリングができるのではないかと考える人もいるでしょう。
確かに生計を一にしているのであれば問題はないと考えられるかもしれません。
しかし、実際には配偶者に許可を得ずにファクタリングを申し込んでしまうというトラブルが起こる可能性があります。
そのため、ファクタリング会社としては配偶者が同意しているのなら、配偶者自身がファクタリングを申し込むべきというスタンスになっています。
無職の専業主婦でもファクタリングをすることはできません。
無職の人がファクタリングをする2つの方法
無職の人がファクタリングによる資金調達をしたいときにはどうしたら良いのでしょうか。
ファクタリング会社が認める将来的な収入の根拠を用意することがサービスを利用する上では欠かせません。
無職の人にとって解決策として考えられるのは2つです。
1つ目はアルバイトでも構わないので、給料を受け取れるようにすることです。
給料が支給される形になれば給料ファクタリングを使って資金調達ができます。
2つ目は簡単な事業で売掛債権を手に入れる方法です。
例えば、個人事業主になってフリーランサーとして仕事を請け負う方法があります。
業者によっては発注書ベースでのファクタリングもできるので、発注を受けられればすぐに資金を手に入れることが可能です。
どちらの場合にも何らかの形で仕事を始める必要があるので、無職のままではファクタリングはできないと考えましょう。
無職の人とファクタリングの関係のまとめ
結論としては無職の人はそのままでファクタリングによる資金調達をすることはできません。
給与の支払いがあれば給料ファクタリングが利用可能ですが、無職では給与がないので利用することは不可能です。
生計を一にしている配偶者の給与があったとしても、ファクタリングでは対応してくれないのが一般的になっています。
すぐに資金を調達する方法としてファクタリングは有用なので、無職の人もいつでも使えるようにしておきたいでしょう。
ただ、基本的には仕事をまったくしていない状況ではファクタリングをするのは困難です。
アルバイトでも良いので雇用されて働くか、フリーランサーとして仕事をして売掛債権を手に入れられるようにしましょう。
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以上、ファクタリングは無職の人でもできる？可能性があるかどうかを解説！…でした。