3社間ファクタリングのメリット・デメリットは?取引の仕組みも知っておこう!

3社間ファクタリングとはファクタリングを利用する企業、ファクタリング会社、売掛先の企業の3社が関与する取引です。

売掛債権をファクタリング会社が買い取って代金を支払う点は2社間ファクタリングと同じですが、契約の仕方や債権回収の方法が異なっています。

3社間ファクタリングはどのような特徴があるのでしょうか。

3社間ファクタリングの仕組みやメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

3社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリングは売掛債権に関連する2社とファクタリング会社の合計3社で取引をする債権譲渡契約です。

まず、ファクタリングを利用する企業はファクタリング会社に売掛債権の買取を申し込みます。

債権譲渡契約をするときに申し込んだ企業とファクタリング会社から売掛先に通知をするか、承諾を受けるのが3社間ファクタリングの特徴です。

通知または承諾が必要なのは、売掛金の支払先がもともと売掛債権を持っていた企業ではなく、ファクタリング会社に変更されるからです。

3社間ファクタリングでは売掛債権を譲渡した時点で債権回収をするのがファクタリング会社になる仕組みなので、売掛先の企業が正しく対応できるように連絡する必要があります。

売掛先には通知をするだけでも構いませんが、支払先が変わることに不安を感じることもありますそのため、売掛先と連絡を取って合意を得るのが一般的になっています。

3社間ファクタリングのメリット

3社間ファクタリングのメリットは3社間取引にすることで売掛金の回収義務がなくなることです。

もし売掛金が回収できなかったとしても、売掛債権を買い取ってもらったときに受け取った代金を返却する必要はありません。

もし売掛先が倒産したとしても資金が問題なく手に入り、債権回収をするのはファクタリング会社なので回収の努力をする必要もありません。

また、3社間ファクタリングでは売掛先の審査を徹底しておこないます。

ファクタリング会社が債権回収できなかったときのリスクを負う仕組みだからです。

ファクタリング会社の社内基準に基づいて確実に債権回収できるときに契約するというのが一般的です。

回収不能リスクが低いときにファクタリングの契約が成立するため、手数料が安くて済む傾向があります。

1%~10%くらいの手数料で取引できるケースが多いのがメリットです。

2社間ファクタリングの場合には10%~40%くらいが相場になっています。

3社間ファクタリングのデメリット

3社間ファクタリングのデメリットは契約に時間がかかることです。

3社間ファクタリングではファクタリングの取引をする2社だけでなく、売掛先の企業とのやり取りが必ず発生します。

売掛先の企業から合意を得て契約をしようとすると、2社間で取引をするのに比べて時間がかかるのは明らかでしょう。

さらに、3社間ファクタリングではファクタリング会社が債権回収を担当するため、リスク回避のために売掛先の企業を徹底的に調査します。

調査にも時間がかかる影響で1週間~2週間くらいの期間が契約するまでに必要です。

また、3社間ファクタリングは売掛先の企業を巻き込むため、資金繰りで問題を起こしていると知られてしまいます。

今後の取引継続が難しくなるリスクがあるのが注意点です。

トラブルになって2度と取引できないような状況になる可能性もゼロではありません。

信用を失わない取引先か、今後も取引を続けるかをよく考える必要があります。

3社間ファクタリングの向き・不向き

3社間ファクタリングをするのに向いているケースと向いていないケースはどのように判断したら良いのでしょうか。

3社間ファクタリングは契約に時間がかかりますが、手数料が安くて現金化率が高いのが特徴です。

支払いの時期がまだ数週間後のことで、時間をかけて資金調達できるときには手数料の無駄が少ないので3社間ファクタリングが適しています。

逆に数日後には支払いが必要な場合には3社間ファクタリングは不向きです。

売掛先の企業にファクタリングの事実を知られることや、承諾を得る必要があることも考慮した方が良いでしょう。

一回きりの関係の企業が売掛先であれば、もし3社間ファクタリングで信用を失ったとしても事業に大きな影響がありません。

しかし、ずっと継続取引をしてきた企業の売掛債権をファクタリングに使用すると、今後の取引に影響を及ぼすリスクがあります。

売掛先との今後の付き合い方に応じて3社間ファクタリングが適切かどうかを判断するのが大切です。

3社間ファクタリングのまとめ

3社間ファクタリングは売掛債権を持つ企業、売掛先の企業、ファクタリング会社の3社が関与する取引です。

売掛債権をファクタリング会社に譲渡して、取引成立後は売掛先からの債権回収をファクタリング会社が担当する仕組みになっています。

その承諾を受けるため、契約の時点で売掛先の企業にファクタリングについて伝える必要があるのが特徴です。

3社間ファクタリングは債権回収ができなかったときのリスクをファクタリング会社が負うことになるため、売掛先の企業の信用について徹底した情報調査がおこなわれます。

売掛先の企業から承諾を受けるのに時間がかかることもあるので、資金獲得までに時間がかかります。

しかし、手数料も安くて債権回収も必要がないのはメリットです。

3社間ファクタリングは売掛先の企業との今後の取引関係にも影響する可能性があるので、どの売掛債権でファクタリングを利用するかは慎重に検討しましょう。

以上、3社間ファクタリングを選ぶべき?向き不向きを取引の特徴からわかりやすく解説…でした。

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