2社間ファクタリングとは、利用したい会社(個人事業主)と、ファクタリング会社の2社だけの契約で、資金調達までの手続きが完了するファクタリング方法です。
そんな、2社間ファクタリングの特徴、仕組み、3社間ファクタリングとの違いを調査しました。
初めてファクタリングを利用する前にこそ知っておきたい情報をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
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2社間ファクタリングの仕組み、流れ、違法性を解説
ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらい、短期間で資金を調達するサービスです。
申込を行う会社(個人事業主)とファクタリング会社の2社のみで行うため、2社間ファクタリングと呼ばれています。
▼2社間ファクタリングの仕組み
2社間ファクタリングは、売掛債権を現金化したい会社と、ファクタリング会社のみで手続きが完了します。
2社間だけのやり取りなので、取引先に知られることなく、資金調達が可能。
早ければ、申込当日の資金調達できます。
なお、2社間とは別に、利用する会社・申込会社の取引先(売掛金の請求先)・ファクタリング会社の3社でやり取りを行う場合は、3社間ファクタリングといいます。
▼申し込みから現金調達までの流れ
申し込みから資金調達までは、次の4ステップです。
Step1:申し込み
ファクタリング会社にサービス利用を申し込み。
申し込みは、会社の公式サイト、電話、LINEなどから申込可能です。
Step2:ヒアリング、審査
ファクタリング会社による、申し込みに関する必要事項のヒアリング、取引先(売掛金の請求先)の財務状況などを審査。
自社の財務状況などは、審査の対象外です。
Step3:買取額を提示
審査後、売掛債権の買取額を提示。
提示額に問題なければ、契約締結です。
Step4:買取額を送金
買取額を指定口座に送金。
会社によっては、契約締結後、1時間以内に送金されます。
▼違法性はない?
ファクタリング行為自体に、違法性はありません。
以前は、債権を第三者に譲渡する場合、取引先(売掛金の請求先)への通知が必須だったため、2社間ファクタリングは認められていませんでした。
しかし、1998年(平成10年)に、「債権譲渡登記制度」が成立したことで、2社間ファクタリングも可能になっています。
情報元:法務省「債権譲渡登記制度とは?」
https://www.moj.go.jp/MINJI/saikenjouto-01.html
ただし、ファクタリングといいながら、本来は請求されることのない利子などを求める悪質な業者も存在します。
利用時は、サービスや口コミ評判などを調べ、信頼できるサイトを利用しましょう。
2社間ファクタリングのメリットは、取引先に知られない、当日の資金調達、償還請求権がない
2社間ファクタリングのメリットは、次の3点です。
- 取引先に知られずに利用できる
- 最短で即日での資金調達が可能
- 償還請求権が発生しない
▼取引先に知られずに利用できる
2社間ファクタリングは、取引先(売掛債権の請求先)に知られず、ファクタリングを利用できます。
ファクタリング利用後も、これまで通りに取り引きを続けることができます。
▼申込当日の資金調達が可能
2社間ファクタリングは、申込当日の資金調達が可能です。
当日調達には、事前資料の準備、審査通過などが条件です。
WEB上ですべての手続きが完了するオンラインファクタリングを提供している会社もあるので、遠方でも当日に資金を調達できます。
▼償還請求権が発生しない
各社が提供する2社間ファクタリングは、償還請求権がない契約がほとんどです。
償還請求権とは、取引先(売掛債権の請求先)が倒産などした場合の支払い義務のこと。
償還請求権がないということは、仮に取引先が倒産しても、利用会社は支払う必要はありません。
このため、ファクタリング会社は、取引先が健全であるかを調査し、ファクタリング利用が可能かどうかを審査します。
2社間ファクタリングのデメリットは、手数料高め、審査が厳しい
2社間ファクタリングのデメリットは、次の3点です。
利用を考えている方は、申込前に必ず確認しましょう。
- 手数料が高め
- 審査が厳しい
- 売掛金の回収を行う必要がある
▼手数料が高め
2社間ファクタリングは、売掛金の回収先である取引先を除いた取引になるため、ファクタリング会社としては、リスクの高い取引になります。
このため、3社間ファクタリングと比べて、手数料が割高となる傾向があります。
手数料を抑えたい場合は、3社間ファクタリングの利用がオススメです。
▼審査が厳しい
2社間ファクタリングでは、ファクタリング会社が直接、売掛債権の回収を行えないため、高い審査基準を設けています。
ファクタリングを利用する会社側が、健全な経営をしていたとしても、回収先の財務/経営状況によっては、審査に落ちてファクタリングを利用できない場合があります。
▼売掛金の回収を行う必要がある
2社間ファクタリングの場合、ファクタリング会社は取引先(売掛金の請求先)へ連絡することはありません。
このため、仮に取引先が期日通りに売掛金の支払いを行わない場合、ファクタリングを利用した会社側が、催促・回収を行う必要があります。
2社間・3社間ファクタリングの比較表|調達スピード、手数料を比較
2社間ファクタリングと、3社間ファクタリングの違いは、下記の表の通りです。
【比較項目】 | 【2社間ファクタリング】 | 【3社間ファクタリング】 |
調達スピード | 最短即日可能 | 最短2日以上 |
手数料 | 10%以上(相場) | 1%~9%(相場) |
取引先への通知 | 周知なしで利用可 | 周知は必須 |
▼調達スピード
資金調達のスピードは、2社間ファクタリングが優れています。
利用会社とファクタリング会社だけの手続きなので、審査さえ通れば、即日の資金調達も可能です。
一方、3社でのやり取りが必須な3社間ファクタリングでは、最短でも2日以上の日数が掛かります。
▼手数料
ファクタリング利用時は、ファクタリング会社に支払う手数料が発生します。
手数料は、売掛債権額により異なります。
ファクタリング会社から見て、回収リスクの低い3社間ファクタリングは、売掛債権額の9%以下。
回収リスクの高い2社間ファクタリングは、10%以上が相場となっています。
▼取引先への通知
取引先(売掛債権の回収先)に知られたくない場合は、2社間ファクタリングがオススメです。
会社によっては、ファクタリングを利用したことで、財務状況などを怪しまれ、取り引きが停止される恐れもあります。
調達スピード、手数料だけでなく、取引先との関係性も考え、ファクタリング会社を選びましょう。
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2社間ファクタリングなら、ベストファクター、トップ・マネジメント、アクセルファクターがおすすめ
2社間ファクタリングを提供している、おすすめのファクタリング会社の情報をまとめました。
▽ベストファクター
取引形態 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
調達スピード | 申込当日の振込可能 |
手数料 | 2%~ |
利用可能額 | 30万円~ |
営業時間 | 平日10時~19時 |
所在地 | 東京都新宿区山吹町261 トリオタワーノース4F |
公式サイト | https://bestfactor.jp/ |
- 相談件数/年間5千件以上
- 多種多様な業種のファクタリングに対応
- 注文書の買取も可能
ベストファクターは、各業種のスペシャリストが在籍しているファクタリング会社です。
医療や運搬、建築など、幅広い業種のファクタリングに対応しています。
また、売掛債権だけでなく、注文書の買取サービスも行っています。
もちろん、資金調達は最短即日に対応です。
▽トップ・マネジメント
取引形態 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
調達スピード | 申込当日の振込可能 |
手数料 | 3.5%~12.5% |
利用可能額 | 最大3億円 |
営業時間 | 平日9時~19時 |
所在地 | 東京都千代田区鍛冶町1-4-3竹内ビル2F |
公式サイト | https://top-management.co.jp/ |
- 営業実績10年以上
- オンライン取引に対応
- 最大3億円まで対応可能
トップ・マネジメントは、10年以上の営業実績を持つ、老舗ファクタリング会社です。
延べ45,000件以上の買取実績を持っています。
株式会社、合同会社はもちろん、個人事業主でも利用OK。
WEB上で、審査・契約締結まで完了するオンラインファクタリングにも対応しています。
▽アクセルファクター
取引形態 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
調達スピード | 申込当日の振込可能 |
手数料 | 2%~20% |
利用可能額 | 30万円~1億円 |
営業時間 | 平日10時~19時 |
所在地 | 東京都新宿区高田馬場1-30-14 コルティーレ高田馬場1F |
公式サイト | https://accelfacter.co.jp/ |
- 30万円から利用可能
- 審査通過率93%
- 原則即日入金
アクセルファクターは、手数料2%~、調達可能額30万円~と、業界最安値でサービスを提供しているファクタリング会社です。
審査通過率は93%。入金は、原則、手続き完了当日を公言しています。
公式サイトでは、翌月と翌々月の売掛金を入力するだけで、調達可能額を自動診断してくれます。
2社間ファクタリングの情報まとめ
2社間ファクタリングは、利用会社とファクタリング会社のみで行われるので、取引先に知られることなく、利用できます。
手続きも少ないため、現実的な申込当日の資金調達も可能です。
ただ、3社間ファクタリングに比べると、手数料の相場が高いのが、デメリットです。
事前に、2社間ファクタリングの特徴を把握し、じっくり検討してから申し込みを行いましょう。
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